*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~

「普通に綺麗な花嫁になるとは思ってたけど……予想越え。さすがですね、森さん」


「まぁ、ありがとうございます。副社長は、想像通りの素敵さ」


普通に綺麗…… どうせ私は、普通ですよ。

またからかい眼の先輩を、不本意な顔してジロリ見つめる。


「そうですね! 間違いなく人生一綺麗になれたと断言出来ます」


「冗談だよ。でも君の人生一綺麗な場に寄り添えて光栄です。……よろしく、新婦様」


「……よろしくお願いします」


またもや私の明らかによろしくしてない顔に、皆して苦笑。

すると堀さんが前方で立ち止まり手を上げ、山崎さんが先生のように『はい、堀君』とあてる。