「……体って正直。少しでも長く美愛といたいってさ」


ちょっぴり恥ずかしげな姿に、私はプチスマイル返し。

なら、このまま強引に私の部屋に押し入りすればいいのに……なんて呑気に思うのは、絶対にしないとわかってるから。

先輩は、一時的な衝動で私に罪悪感抱かせたりしない。

そんな先輩だからこそ私は好きになったの。

再会して何度も新たな発見してきたけれど、今夜が最大の新発見!

大人で冷静沈着な先輩らしからぬ行動の原因が私なんて……。

それが、もう嬉しくて嬉しくてこのまま永遠に遠回りしていて……真剣に願いながら、愛しい横顔を甘く切ない想いで見守り続けた。