*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~

先輩は、そんな私から腕を緩めて体を引き少しだけ距離を置くけれど、離れたくない気持ちで頭がいっぱいいっぱいになってしまった私は、また強引にその体を引き寄せる。


「…………そんな密着されると……このままお持ち帰りしたくなる」


「!? ごめんなさい」


その切実な囁きに、私はハッとして焦りながら手を離した。


「さ、誘ってるわけじゃないですから安心して……」


嫌~っ! もう何言っちゃってるの?

恥ずかし恥ずかし恥ずかし!