「全然です。明日の担当は挙式だけだし、私の方こそありがとうございました。安心して明日の朝迎えられます」
「だから俺じゃないって。……俺は、ただ美愛と少しでも長くふたりきりで過ごしたかっただけ。だからお礼言われるほど居心地悪い……」
ハンドルを握り前を見ながらも、時折チラ見する先輩の表情は罰悪顔だ。
……もしかして私との時間作る為、安川様のご実家に?
……まさか……ね……先輩が、そんなあからさまな公私混同するとは思えない。
思えないけど……もしかしてもしかする?
「だから俺じゃないって。……俺は、ただ美愛と少しでも長くふたりきりで過ごしたかっただけ。だからお礼言われるほど居心地悪い……」
ハンドルを握り前を見ながらも、時折チラ見する先輩の表情は罰悪顔だ。
……もしかして私との時間作る為、安川様のご実家に?
……まさか……ね……先輩が、そんなあからさまな公私混同するとは思えない。
思えないけど……もしかしてもしかする?


