ない! 全く聞いてない。
しかもなぜ先輩が?
先輩は、私が唖然としながらもう一回頷くと、呆れたように笑い出す。
でも私は、笑う気分ではなかった。
担当の私をスルーした上に副社長が出るまでのこと?
私じゃ説得は無理とみた課長が頼んだの?
そう思ったから。
「どうして先輩……副社長が? 課長に頼まれたんですか?」
「いや。安川様の件は、前から美愛が困ってるって聞いてたから、俺も気にしてたんだ。で、昼に課長に聞いたらまだOKもらってない。美愛のことだから、今夜仕事帰りに奇襲攻撃掛けるだろうって聞いて……。課長の許可は取ったけど頼まれてはいない。……美愛ひとりじゃ無理とか思ったわけじゃないんだ。ただ俺が…………君と居たくて。ごめん、勝手な事して。……怒った?」
初めは、私を見ながら普通の声のトーン、大きさで説明していたけれど、途中から私の直視に目が泳ぎ出し小声になり、最後の方は何だか小さな子供が言い訳しているようで、つい可愛くて笑ってしまう。
しかもなぜ先輩が?
先輩は、私が唖然としながらもう一回頷くと、呆れたように笑い出す。
でも私は、笑う気分ではなかった。
担当の私をスルーした上に副社長が出るまでのこと?
私じゃ説得は無理とみた課長が頼んだの?
そう思ったから。
「どうして先輩……副社長が? 課長に頼まれたんですか?」
「いや。安川様の件は、前から美愛が困ってるって聞いてたから、俺も気にしてたんだ。で、昼に課長に聞いたらまだOKもらってない。美愛のことだから、今夜仕事帰りに奇襲攻撃掛けるだろうって聞いて……。課長の許可は取ったけど頼まれてはいない。……美愛ひとりじゃ無理とか思ったわけじゃないんだ。ただ俺が…………君と居たくて。ごめん、勝手な事して。……怒った?」
初めは、私を見ながら普通の声のトーン、大きさで説明していたけれど、途中から私の直視に目が泳ぎ出し小声になり、最後の方は何だか小さな子供が言い訳しているようで、つい可愛くて笑ってしまう。


