*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~

本当ならガーデンウェディングを希望していらした安川様。

残念ながら諦めて、お二人と新郎様の御家族・親族様と親しい御友人様のみ出席の挙式とされてしまった。

約一年前に初めて安川様にお会いした時、たくさんの大切な方々に楽しんで頂けるようなアットホームな式にしたいと目を輝かせていたのを思い出し、涙ぐんでしまう。

課長は、私の話に椅子に力なくもたれて溜め息を吐く。


「だから明日正午、時間取れる人にバブルシャワー呼び掛けたのか。昼休みに合わせて挙式時間もいつもよりずらして」


「はい。サロンだけにしようか迷いましたが、一人でも多くの笑顔で祝福して差し上げたくて。でもやっぱり安川様の御家族の方にどうしても出席して頂きたい。御両親様の為にも」