*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~

二度目のお礼に笑顔で頷きながら課長の正面に座ると、なんと廊下の奥から大西課長が私に気付いて真っ直ぐ歩いて来る。

なんてバッドなタイミング……。

私の表情の変化に、目の前の課長は振り向きプチ笑い始める。


「そういや企画と飲み会だって?」


「はい。不本意ながらそういうことに」


「お前が、頼んできたくせに何つう言い種だ、コラ!」


私の頭を大きな掌で掴み揺らす課長の手首を掴み返し、必死に抵抗するがビクともせず笑ってる姿にカチン!