ゆっくりと立ち上がり、少し後ろのベッドに座って笑ってみせる。
「ごめんなさい、あまりに驚いて……忘れて。で、うつるといけないから早く帰って。本当にありがとう。先輩に会えて元気出た。あ、レシートちょうだい」
「海に渡すよう言われてるから気にしなくていいよ。でもまだ用事あるから行くね。……俺と類君、どっちが元気出る?」
先輩は、ホッとした顔で玄関に戻り座って靴を履くと、振り返りながら無邪気に笑って聞いてきた。
「先ぱ~い。……類ならうつるとヤバいから来ないよ。連絡もしてない。自己管理が甘いって説教されそうだし」
「ごめんなさい、あまりに驚いて……忘れて。で、うつるといけないから早く帰って。本当にありがとう。先輩に会えて元気出た。あ、レシートちょうだい」
「海に渡すよう言われてるから気にしなくていいよ。でもまだ用事あるから行くね。……俺と類君、どっちが元気出る?」
先輩は、ホッとした顔で玄関に戻り座って靴を履くと、振り返りながら無邪気に笑って聞いてきた。
「先ぱ~い。……類ならうつるとヤバいから来ないよ。連絡もしてない。自己管理が甘いって説教されそうだし」



