*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~

少しだけ落ち着いた私は、先輩がくれたティッシュで涙を拭って鼻もかむ。

不覚にも泣いてしまったことが恥ずかしすぎて、恨めしい思いでへの字口で先輩を見上げる。


「じゃ相葉先輩は、世界で何番目に不倫に遠い男?」


「俺だってしないよ。二人して一位!」


冗談でもまだ腹の虫が収まらない私は、愚痴り足りない思いでいっぱい!


「マジごめんて。何でも言うこと聞くから許してよ」


でも先輩の本気でオロオロした様子と、休みに山盛りの買い出しして来てくれたことを思い出し、一気にクールダウン。