*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~

「あのさ、気にしなくていいから」


先輩は、顔を腕で隠し大きな溜め息付いた私に、意味不明の言葉を投げ掛けた。


「ちゃんと説明したから仕事の事は気にせずしっかり治せばいい。それに美愛に怒ったんじゃなくて俺にだから」


あ……仕事……すっかり忘れてた。

理由はともあれ無断欠勤。

先輩が帰ってから謝罪の電話入れよう。

私の担当のお客様の挙式日じゃなくて本当によかった。


「すみません。私の体調管理が甘くて大変ご迷惑をお掛けしました。仕事……大丈夫ですか?」


私の完全仕事モード復活に先輩はモロ苦笑い。