*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~

それ……海斗さんて呼べってこと?

それは、男として見てほしいって意味?

私を女として見てるってこと?

そう思ったとたん顔に火が付いたように熱い。

無意識に手を顔で隠しつつチラ見すると、ベッドに右手で頬杖付きながら照れくさそうに見つめている先輩の目に再び恋の炎が浮かんでいるのを見た。

それは、また私の胸に熱い炎を灯すと、瞬く間に恋の泉は溢れ返り愛が噴水のようにキラキラ輝き放つのを感じた。

そのまま見つめ合う四つの恋の炎は、音をたてずに静かに燃え続ける。

そして少しずつ距離を縮める先輩の瞳の炎に、この胸の炎は急激に燃え盛っていく。

どうしようもなく求めてしまう。