いつ見ても素敵……

二階の窓ガラスから漏れる柔らかな光は、いつも私の疲れをほんわかと癒してくれる。

……いつか私もオシャレな家に住みたい。

けど今のままじゃ1000パ無理。

やっと向き合うと決心した類のことも、もう面倒になってるし。

でもその原因は、仕事じゃない。

……海斗先輩だ。

秤に先輩と類を乗せたら、軽く類が吹っ飛ぶに違いないと思う程、この心は先輩に占拠されている。

しかも避けられてる? って思うくらいそっけなくて、もうすっかり塞ぎこんでいる。

でも思い出す度、だんだんショックから怒りに変わってきている。

特にさっきの帰り際、『お疲れ』の一声くらいあってもいいのに。