*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~

「……あまり見ないで下さい」


「見るよ。……マジ似合ってると思って。ねぇ?」


リップサービスとわかっていても、心と顔にふわっと花を咲かせてしまう。


「はい、さすが副社長。白無垢も素敵でしょうね」


「うん。……早く見たいね」


もう…… 真に受けてニヤニヤしちゃいそう。

シャイな先輩は過去の人?

そう思うほど極自然な会話に、逆に複雑にもなる。

だって仕事と割り切っているからこそ、人前でも平気で褒められる…… そう思えるから。