「もちろんいいけど。優太は、私の全てを受け入れてくれるの?」

一回目と違って、私は首をかしげて質問を変えた。

「え?」

それを聞いた優太は、目を丸くして驚いた。

彼とのこの会話は、一回目にはなかった。

「どういうこと?」

優太は、乾いた声で私に訊いた。

「だから、私の全てを受け入れてくれるのかって訊いてるの?」

私はむっと顔を近づけ、優太の澄んだ瞳を見つめる。

「え、え?」

大胆な私の行動に動揺しているのか、優太の顔がリンゴのように赤くなった。

「あのね、実は私、風俗で働いてるの」

「え!」

ボソッと言った私の声を聞いて、優太は驚きの声を上げた。

ーーーーーー優太、嫌いにならないで。私には汚い部分があるけれど、優太が好きだから正直に言ったんだよ。

私は、心の中でそう強く祈った。