「な……んで……」

口元を押さえて震える。


「とっくに梨花のこと好きだよ。随分前から落ちてた。」

「嘘ぉ……」


ほんとに嘘でしょ?

今度は感動の涙が溢れ落ちる……


「最初は正直うざかった。でも、毎日部活楽しみにしてる自分がいてさ。
お前に落ちてんだなって。」

「久遠くん……」



久遠くんは急にしゃがみ込むと、あろうことかあたしが投げたトリュフを口に入れた


「ちょっと……!汚いよ⁉︎」