その昔、わたしがまだ姫と呼ばれていたころの話。 「アゴクイ」なんて言葉も、まだなかったころのこと。 でも、確かにそんなポーズを少女コミックか何かで見たような気もする。 別に憧れていたわけでも、おねだりしたわけでもなかったけれど、 一度だけ、アゴクイの経験がある。 相手の男は、つきあっていた男の友達。 旅行のお土産を渡したいから、というので仕事終わりに待ち合わせた。 ちょっと飲みたい気分でもあったので、その男のよく行くというレストランバーに行った。