「僕たちは、ふたりでひとつ。もともと、同じ魂だったんだよ」

「そうなのね?」

「うん。僕たちはツインソウル、双子の魂だったんだ」

「ツインソウル? だからなのね、先生に今日初めて会ったのに、前から知っているような気がしたの」

「今世で、僕たちはまた会う約束をしてきたから」

「それで、先生はわたしが今日来ることを知っていたって、最初に言ったのね?」

「やっと会えたね」

「だけど、もっと早く会う約束だって、しようと思ったらできた訳でしょ? なんで、今日にしたのかしら?」

「今日が、僕たちの産まれた日だから」

「クリスマスに産まれたのも、偶然じゃなかったのね」