むしろ苦手な男の仮面


でも同じ学級委員だ。

仕事だと割り切って、放課後は頑張ろう。

そう誓って、少し嫌な気持ちを抑える。



「てかさ、そんなになにが嫌なわけ?」

お昼休み、サンドイッチを食べながら聞いてきたのは、

私の親友である松岡美緒。

小さくてフワフワした見た目は、

かわいいよりも同性からかっこいいと言われてしまう私にはひそかな憧れだ。


「ん?なにが?」

「なにがじゃないよ!霧島くんのこと。

 またあんなに冷たくして。」

美緒には毎度のことで呆れられている。