「紅音!皆と仲良くしてくれてるんだな!
嬉しいぞ!」


土方が紅音に微笑む


「いつもそうしていろ
平穏で嬉しいらしいぞ」


「にゃっ」


蒼が土方にスリスリ


「土方、私が出て行ったら
蒼をよろしく頼む!
ここが気に入ったようだ」


「紅音は、俺の妻になるんだ
ここを出ても、蒼と遊びにくればいい」



「……おい
土方をどうにかしろ」



紅音が助けを求めるが
沖田は、ニコニコ
永倉原田は、そっぽ向き
斎藤は、蒼を抱き
藤堂は、オロオロ



「紅音 お前は、俺が幸せにする
どんな奴からも俺が守る!」


土方が真剣であるからこそ
それを感じた紅音は、戸惑う


「土方… 普通の女にしろ
私は、幸せなど求めておらぬ」


「何もないより、幸せがいいに決まってる」


「普通の女は、そうだろう
だが、私はそうじゃない
それに、私を守る必要はない」


「言っただろ!?
俺が守りたいんだ!俺の勝手だ!」


「おかしな奴だ…」



「にやぁ」