三浦くんは、迷わず一番奥の窓際のテーブルに歩いていって、私にどうぞと席をすすめてくれた。
遠慮がちにすすめられたままその椅子に座ると、すぐに水の入った浅めのどっしりとしたグラスを二つトレイに乗せて、きれいな女の店員さんがやってくる。
「いらっしゃいませ……て、あれ?孝弘くんじゃない!来てくれたんだ!」
よそいきの営業スマイルだった顔を素にもどして彼女がそう言うと、三浦くんも少し照れたように笑った。
「来ちゃいました」
はにかみながらそう答える三浦くんに、その女性はうれしそうにほほえんだ。
それから私に気づくと、ニヤッといたずらっ子みたいな顔になってまた三浦くんのほうに顔を向ける。
それからいきなり爆弾を落としてきた。
「彼女?」
この人がさっき言ってた義理のお姉さんなんだってことは、なんとなくわかったけど、そんな直球で聞いちゃうの?と少しだけおどろいた。
――彼女?って……ちがってたらどうするの……?まあ、実際ちがうんだけど……
遠慮がちにすすめられたままその椅子に座ると、すぐに水の入った浅めのどっしりとしたグラスを二つトレイに乗せて、きれいな女の店員さんがやってくる。
「いらっしゃいませ……て、あれ?孝弘くんじゃない!来てくれたんだ!」
よそいきの営業スマイルだった顔を素にもどして彼女がそう言うと、三浦くんも少し照れたように笑った。
「来ちゃいました」
はにかみながらそう答える三浦くんに、その女性はうれしそうにほほえんだ。
それから私に気づくと、ニヤッといたずらっ子みたいな顔になってまた三浦くんのほうに顔を向ける。
それからいきなり爆弾を落としてきた。
「彼女?」
この人がさっき言ってた義理のお姉さんなんだってことは、なんとなくわかったけど、そんな直球で聞いちゃうの?と少しだけおどろいた。
――彼女?って……ちがってたらどうするの……?まあ、実際ちがうんだけど……

