夏帆ちゃんも当然こういう話題は大好物で、さっきの由宇ちゃんのときみたいに、やけにテンション高くなっていた。
うんざりしてる私の横で、わあわあと盛り上がる3人。
もうどうでもいいやと、投げやりになりながらチラリと後ろに視線を送ると、三浦くんと目が合った。
三浦くんは苦笑いしながら、ごめんね?と口パクであやまってくる。
きっとこういう話題を私が苦手なのに気づいてくれたのかもしれない。
私は大丈夫というように小さくうなずきながら、むりやり笑顔を作った。
三浦くんから目をはなしてまた前を向くと、今度はほかの男子まで加わって、さっきよりもいろんな言葉が飛び交ってる。
「ほんと、丸山さん可愛い」とか、「や、でも丸山さんて孝弘としか話さないんだよな?」とか、「ねぇ、美羽、羽生のことどう思う?」とか……
正直、可愛いと言われて悪い気はしないけれど、同じセリフでもやっぱり一番うれしかったのは三浦くんに言ってもらった言葉だ。
愛里だって、私が三浦くんを気に入ってるのを知ってて、ほかの男子をすすめてくるとかひどくない?
まあ、好きだとは言ってないから仕方ないのかもしれないけど。
それでもみんなが勝手に盛り上がる中、私は今だかつてないくらい、不機嫌だったと思う。
うんざりしてる私の横で、わあわあと盛り上がる3人。
もうどうでもいいやと、投げやりになりながらチラリと後ろに視線を送ると、三浦くんと目が合った。
三浦くんは苦笑いしながら、ごめんね?と口パクであやまってくる。
きっとこういう話題を私が苦手なのに気づいてくれたのかもしれない。
私は大丈夫というように小さくうなずきながら、むりやり笑顔を作った。
三浦くんから目をはなしてまた前を向くと、今度はほかの男子まで加わって、さっきよりもいろんな言葉が飛び交ってる。
「ほんと、丸山さん可愛い」とか、「や、でも丸山さんて孝弘としか話さないんだよな?」とか、「ねぇ、美羽、羽生のことどう思う?」とか……
正直、可愛いと言われて悪い気はしないけれど、同じセリフでもやっぱり一番うれしかったのは三浦くんに言ってもらった言葉だ。
愛里だって、私が三浦くんを気に入ってるのを知ってて、ほかの男子をすすめてくるとかひどくない?
まあ、好きだとは言ってないから仕方ないのかもしれないけど。
それでもみんなが勝手に盛り上がる中、私は今だかつてないくらい、不機嫌だったと思う。

