「あ…ああ…」

上手く声が出ない。
僕は、地べたを這って彼女に近づく。
もっと近くで見たい。
可愛い彼女を、天使を。

「ちょっと…!亜子に近づかないでくれる?」

別の女だ、こっちも可愛い。
髪は明るい茶色…いや金に近い色をしてる。

「聞いてんの!?」

ああ、煩いな。