「名前で呼ぶから、僕のこと歩斗って呼んで…?」

「な…何で私が…」

へー呼んでくれないんだ。
僕、悲しいなあ。

「へぇー呼ばないならいいや。僕も名前で呼ばない♪」

そう言うと彼女は涙目で僕を見る。

「うう…あ、歩斗…」

嬉しい…僕の名前呼んでくれた。

「よくできました!優里菜、僕のこと好き?」

「…す、す…き」

もっと、いじめようか。