あたしはかなにすべて話した。
「それはまさに恋だね」
恋、かぁ…
あたし、るいに恋してるの…?
何か、あり得ないって言うか…
「ま、頑張りなよ!絶対上手く行くよ!」
電話ごしに聞こえるかなの声が、ものすごく弾んで聞こえる。
あたしに好きな人が出来たのがそんなに嬉しいのかな。
「うん。ありがと、かな」
「いいってことよ」
「また明日ね」
「うん。また明日!」
あたしは電話を切ると、はぁーっとため息をつく。
だめだなぁあたし。
よし!明日も笑顔で!
あたしは頬をパンパンと叩いて、眠りについた。