翌日も、たっぷり勉強して、あたしはもうくたくた。
家に帰ると、お母さんが夜ご飯を作って待っていてくれた。
「勉強お疲れ様、どうだった?」
「もうへとへとだよ。ずっと勉強してたから」
「そう。テストは大丈夫そう?」
「まだ分かんないんだ」
ふーとため息をつく。
「勉強してくる」
あたしは部屋に戻ると、ベッドにぼふんとのる。
あー。
何かもうやだよ…
胸がもやもやするの…
あたしはかなに電話をすることにした。
5コールくらいで、「もしもし」とかなの声がした。
「あのねかな。相談があるの…」