「よーっし!勉強するよっ!」
やる気なのはかなだけみたいで。
かな以外は「まじかよー」「遊ぼーよ」とかぐちぐち言ってた。
「あ、まず私の家の案内しとかなきゃね!着いてきてね」
かなはそういうと、部屋から出ようとする。
「そだね。案内してもらわないと困るよね」
「確かに、こりゃ迷子になるわ」
「しっかり案内よろしく~」
あたし達はかなに着いて行く。
一通り案内が終わると、部屋に帰ってきた。
「ふー、お疲れさん!これで終わりだよ~」
「家回っただけなのに、めっちゃ疲れた…」
「家回るのに20分もかかってるじゃん」
「やっぱ見た目からして広いわ…」
かな以外は苦笑いを浮かべる。
「そういえば、親は?」
「親は仕事。夕方になれば帰ってくるよ」
かなの親は仕事かぁ、大変だなぁ…