店を飛び出し
店の前でしゃがみ込み
居場所をなくしたと
泣いていた。

頭の中わ空っぽで
ただ、ただ
涙だけ溢れた。

ぁたしの前に
影ができ
見上げると
一人の男が立っていた。

なんで泣いてるのか
わけも聞かずに


“おいでょ”
‥と、手を取り
歩き出した。

大きな通りにくると
タクを捕まえて
ぁたしも一緒に
乗せられた。

行き先告げると
黙ってしまった。


どう見てもホスト‥

ぁたし連れて
行かれるんだなって
思った。


『あの‥
ぁたしお金持って
なぃですょ?』


そしたら
その人わこっちを
チラっと見て
クスっと笑い
また窓の外を見た。