──────── 「はい、チョコバナナ!」 「ありがとうございます」 俺は、笑顔で部活仲間からそれを受け取る彼女を横目で見る。 その手にはいくつかの袋がぶら下がっていた。 綿あめ、焼きそば、リンゴ飴、お好み焼き、クレープ、チョコバナナ。 袋の中に沢山入っている食べ物を確認してから俺は苦笑する。