本気のパイライト

舞子side❥❥❥


「ん〜、どこにいるんだろ……」


シフトが終わった後、私は1人で学校の入口に
立っていた。


「愛生に悪いことしちゃったな…」


同じ時間に仕事を終えた愛生を1人にさせてしまったことを申し訳なく思っていると、探していた人の姿が視界に映った。


「あっ、秋良(あきら)!」


名前を呼ぶと、見えていた後ろ姿がこっちを
振り向く。


「姉さん」