『お兄ちゃんの学校、今日文化祭だったよね?』 「そうだけど、何かあったのか?」 『うん、あのね!あたし、今日の分の勉強は終わったから今からそっちに行こうかなって思って!』 「……は?」 『お兄ちゃん、クラスの仕事とか入ってるの?』 「シフトは1時半までだけど…」 右腕につけていた腕時計を確認すると、針は1時を指していた。