私は親友の美穂と遊んで一緒に帰る途中偶然、殺人犯に会ってしまった。そして、その手にある物をみてその時、私は見て確信した。
──こいつは、美穂を殺そうとしている。
 気がついた時には体は動いていた
 「アァッ!」
私は美穂を庇った
 とてつもなく痛い、今まで味わったことのない、痛さだ。だが、美穂は守れた、そしてその殺人犯は周りの人に取り押さえられ、捕まっていた。
 近くで美穂が何か言っているが何もか聞こえない。少ししか動かない口だけで一言。
 「あ、ぁあ私…はまもれ…たのか、もっ…と生きたかった…な」
そう言い私の意識は遠のいてしまった
 
 
 
 
 
 
何故だ、何故私は生きている、いやもしかしたら死後の世界なのかもしれない。
だが、何故か心臓は動いている
 私は不思議に思っていると、急に後ろから声が聞こえた
 「ふむ、起きたか」 
 「誰だ!」
 私は叫び、周りを見るが誰もいない
 「ッ!?」
 上から声が聞こえた
 「反射神経がすごいのぉ、まぁそう警戒するでない」
 上を見ると浮いている幼女がいた
 「お前か?」
 「さよう、さっきの声はわしじゃ」
 「ここは、どこだ」
 真っ暗で真ん中にポツンと置いてあるイス以外は何もない。
 「ここか?ここは、お主がさっき思っていた死後の世界じゃ、お主はさっき生きていると言ったが、正確には死んでおる、じゃが、親友を庇い自らが死ぬということには他の神々は驚いてのぅ、それに最後に言った「生きていたかったな」でまだ死なせるにはもったいないと全員の意見が一致しての、復活させることにしたんじゃ」
 なに?つまりは神々の気まぐれに助けられたということか?
 「さよう」
 ん?私は今、喋ったか?
 「神じゃから心位は読める」
…つまりは何もかもお見通し…か
 「大丈夫じゃ、いわなくてもお主の言いたいことはわかる、復活させてあげよう。」
そう言い私が瞬きをした瞬間、紙を持っていた。
「さて…と、お主の転生の設定はどうする?まぁ、容姿はクジ引きじゃ」
…クジ引きだと?こんなもので私の姿が変わるのか。
「まぁ、いい引かせて貰う。」
 出てきたのは…
 「なになに…Fate/Stay Night  セイバー・オルタ? 」
きっと剣士と言うぐらいなのだ、男なのであろう…はぁ
「ん?違うぞ、ちゃんと女の子じゃ、それもとびきり美少女」
な!?なんか、失礼なことを言ってしまった
「さて、後はお主の好きな設定にするがいい」
「だったら転生先で剣術・閃華を使える様にしてくれ、後は…そうだな、身体能力を高くしてもらおう。前世では、剣道はできても、身体能力は悪かったからな、後はいい」
「以外と無欲何じゃな、それでは世界へ、行ってこい!赤ん坊から始めるが、頑張れ!記憶は受け継がれておるからまぁ、いいじゃろ」
「それなら最初は大丈夫だ」
突如地面?が無くなり浮遊感が生まれた
そして腕をみると…そこには、小さな小さな手があった。