嘘つきなキミ(続編)

私は暫くその場から動くことができなかった。

まさかはやとまで...

頭の中でその言葉ばかりぐるぐると回っていた。


どの位経っただろう。
私は大きく深呼吸をし、立ち上がりはやとの病室を訪ねた。


ーコンコン


はやと「はーい」


ーガラガラ


「はやと...」

はやと「どーした?そんな顔して!」

「なんでもないよ!」


私は笑顔を作った。
まだ決まったわけじゃない。
大丈夫と言い聞かせて...。


はやと「へんなやつー」


はやとはそう言って腑に落ちない顔をしていた。