嘘つきなキミ(続編)

ーあいー

次の日、わたしは赤羽先生に呼ばれ中庭に来ていた。

赤羽「呼び出しちゃってごめんね。」

「いえ。どうされたんですか?」

赤羽「ちょっと、はやと先生の事で...」

「はやと先生の事ですか?」


私は嫌な予感しかしなかった。


赤羽「そうなんだ。まだ、検査しないとはっきりわからないんだけど...はやと先生もしかしたら、大変な病気かも知れない...」

「え...っっっ?!」


悪い予感っていうのは本当によく当たる。


赤羽「はやと先生には、言わないでくれって言われたんだけど、、、そうもいかないからね...もし、病気だった場合こうへいくんと同じ事になっても大変だからと思って。」

「...そうですか...お気遣いありがとうございます。そ、それではやと先生は...なんの病気なんですか...?」


私はすごく動揺してた。
はやとまで居なくなるんじゃないかって...


赤羽「まだそうと決まった訳じゃないんだけど。それだけはちゃんと理解しといてね。」


私は、うなづく事しか出来なかった。。。

赤羽先生は、大きく息を吐いて話し始めた。


赤羽「はやと先生もしかしたら、再生不良性貧血かも知れない。」


その言葉を聞いて、私の身体から一気に力が抜け、その場に座り込んでしまった。


赤羽「大丈夫かい?まだそうと決まった訳じゃないんだよ?念の為に検査するだけだから。だから、そんなに気にしないで?頭の片隅に入れておいてくれればいいから。」


私はなにも言えずその場に座り込んだまま立ち上がれなかった。


赤羽「それと、あい先生に話した事は、はやと先生に言わないで欲しい。」

「...わかりました...」


赤羽先生は頷いて医局に戻ってしまった。