嘘つきなキミ(続編)

ーあいー


私は珍しく残業があり、カウンセリング室にいた。
そして、久しぶりにこあと帰る約束をしていた。
こあは、毎日学校が終わるとゆうきくんの所へ通って、面会時間が終わるまで病室にいる。
だから、定時で帰れる私は先に家に帰り夕飯の用意をするのが日課だ。


私は、書類の整理がやっと終わりコーヒを飲みながらこあを待つことにした。
その時ケータイが鳴った。

〜♪

はやとからだ。
どうしたんだろう?


「もしもし?どうしたの?」

はやと「わりぃ、今どこにいる?」

「カウンセリング室だよ?」

はやと「わりぃんだけど、車椅子持ってゆうきの病室の前に来てくんねえ?」

「いいけど、どうしたの?」

はやと「ちょっとな、静かに来いよ。」

「わかった。今いくね?」

私は急いでゆうきくんの病室に向かった。