嘘つきなキミ(続編)

ーゆうきー

こあ「ゆうき、本当の事教えて...?」

「本当の事?」

こあ「うん。ゆうきは、なんで入院してるの...?」

「...喘息」

こあ「え...?喘息?だから体育も出てないの?」

「そーだよ。誰にもゆーなよ。かっこわりーから。」

こあ「わ、わかった。」

俺は、こあに嘘をついた。
言えねーよ。
俺は兄貴みたいに強くねえ。

「だから、泣くなって。」

こあ「ご、ごめん。」

こあは急いで涙を拭った。

「よし!」

こあ「ゆうきまで、いなくなっちゃうかと思った」

「俺は、、、いなくならねえよ...。」

こあ「よかった。」

「俺が居なくなったら、お前ぴーぴー赤ちゃんみたいになくもんな!!」


俺は、ふざけて笑ってみせた。


こあ「もおー真剣にはなしてるのにー」


こあは口では怒っていたけど、
顔は笑っていた。

その時気付いたんだ。
俺、こあの事好きなんだって...。