嘘つきなキミ(続編)

こあ「ねえ、ゆうき?」

「ん?」

こあ「お父さんがここに居たって事は...ゆうき心臓病なの...?」

「...は?!ちげーよ。」

こあ「じゃあ、なんで...?」

「...。」

何も言えず黙っていると...


ーガラガラ

はやと「わりー、書類渡しに来たんだった!」


その場の雰囲気似合わない明るい声ではやと先生が入って来た。

こあ「ねえ、お父さん。」

はやと「なんだ?」

こあ「お父さんは、ゆうきの主治医なの?」

はやと「なんでだ?」

こあ「だって、ゆうきは...心臓病なの...?」

はやと先生は、俺の顔をみた。
言ってなかったのかと言いたげな顔で...

そして、はやと先生は小さくため息をついて

はやと「ゆうきは、さっきも話した通り俺の親友の弟だ。だから、お父さんが主治医にならせてもらった。上の先生に頼んでな。まあ、病室が他に空きがなかったから、ここに居るってのもあるんだけどな。」

こあ「じゃあ、ゆうきは心臓病じゃないの?」

はやと「それわ、本人から聞け!じゃあな。」


そう言ってはやと先生は、部屋を後にした。