嘘つきなキミ(続編)

おれの想い…
あいつらに伝えなければならない事…

それは一つしかない。


ーガラガラ

扉に目を向けるとそこには、息を切らしたあいと赤羽先生が居た。


赤羽「はやと先生…」

俺はVサインをした。

赤羽「はあ…本当にはやと先生には驚かされるよ…」

俺は微笑んだ。

赤羽「目が覚めて本当によかった。」

「こうへいが…」

赤羽「ん?なんだい?」


俺は、出にくい声を絞りだした。

「夢で…こうへいが…まだ…来るなって…」

赤羽「こうへいくんが…」

「まだ…ちゃんと伝えてないだろって…」

赤羽「そうか。こうへいくんが呼び戻してくれたんだね。」

「はい…」

赤羽「それはよかった。」


俺は微笑んだ。


赤羽「はやと先生。ちゃんと伝えられたかね?」


俺は首を振った。


赤羽「そうか。じゃあ、僕はこあちゃんに連絡を入れるから、あい先生と話してるといい。」

「ありがとう…ございます…」


そう言い、赤羽先生は部屋を出て行った。





「」