嘘つきなキミ(続編)

ーはやとー

俺は、夢を見た。


暗闇に浮かぶ一筋の光…
そこへ向かって俺は走った。

人影が見えた。

どんどん近づいていき、人影の正体が分かった。


?「久しぶりだな。」

「お前…」

?「まだ、こっちに来るな。あいが泣いてるぞ」

「は?!どーゆー事だよ。」

?「俺からあいの事奪っといて、それわねーだろw」

「はあ?奪ってねーよ。あいの心の中にはいつだってお前がいんだよ。追い出したくてもおいだせねーっつーの。そんな事こうへいが1番分かってんだろ」

こうへい「ははは!バレたかw」

「なんか、まぢでムカつく。。。」

こうへい「そーゆーなって!」


そして、急にこうへいの顔が真剣になった。


こうへい「お前にはもう、時間がない。」

「そんなん、言われなくたってわかってるっつーの。」

こうへい「いいから最後まで聞けって。」

「おっおう。」

こうへい「あいに、こあに、ちゃんと今のお前の想い伝えてからこっちに来い。そうしねーと、ぜってー後悔するから。分かったな?」

「おう。分かった。」

こうへい「じゃあーな。」


そこで、一気に現実の世界へ戻された。


あい「はやと?!はやと?!」


あいがビックリした顔で俺を見ていた。


「どうした…?」

あい「どうしたじゃないよ…はやともう3日も目覚まさなかったんだから…」

「そうか…。ここ、病院…」

あい「そうかじゃないよ。赤羽先生は、もう目を覚まさないかもしれないってゆうし…怖かったんだからね…。」

「悪かったな…」

あい「あっ!!!先生呼ぶね?ちょっと待ってて!!!」


そう言ってあいは、パタパタ病室を飛び出していった。