嘘つきなキミ(続編)

プランナー「続けてご覧ください。」

ゆうき「えっとーーー、こあ。結婚おめでとう。
こあの旦那さんは、どんな人かな…。
きっと、こあのことだからすてきな男の人捕まえたと思う。
だから、俺は心配なんてしてないから。
なんてのはうそ…
こんなめでたい席でこんな事言うのは間違ってるのは、重々承知でいわせてもらう。
これを見てるって事は俺はもう居ないから、好き勝手な事いわせてもらう。
こあの旦那さんになった人は、勝手なひがみだって思ってくれていいから。
本当は、俺がこあと結婚したかった。
こんなんじゃなかったら、俺が結婚するはずだった。
でも、こあが認めた男なら俺は文句は言わない。
でも…こあのこと泣かせたら俺が一生呪ってやるから、覚悟しとけよ。

…ってのはうそ。
こあ、幸せなれよ。
じゃあな。」


そこで、映像が切れた。


こあは、ゆうきの遺影を抱きしめ涙を流していた。


こあ「ゆうきのばか…こあは、ゆうきだけだよ…」


そして、おじさんがいつの間にかマイクを手に取っていた。


おじさん「はやとくん、あいちゃん、こあちゃん。今まで、うちのバカ息子たちに付き合ってくれてありがとう。」


おじさんは、頭を下げた。


おじさん「そして、こうへいの事いつまでも忘れないでいてくれて、ありがとう。今回の映像をおじさん達の勝手で流してすまなかったと思ってる。でも、どうしても3人に見てもらいたかった。息子たちが最期に精一杯遺したメッセージだったから…」


おじさんは、涙を堪えるかのように上を向いた。

そして、、、

おじさんは、深々とお辞儀をして、席へ戻った。