ーはやとー

家に帰り、俺は1人考えていた

本当にこれでよかったのか…っと
あいの人生まで奪って幸せになって良いのかと…

隣で寝るこあとあいの顔を見た

俺の頬に暖かいものが流れた

そっと部屋を出て、リビングへ行った
ソファーにうずくまり、俺は1人で泣き続けた。

「こうへい…」

無性にあいつに会いたくなり、俺は引き出しからこうへいの写真を取り出した。

みんな幼すぎて、無邪気に笑ってる写真。
1番幸せだったあの頃。
この1枚の写真から、沢山の出来事を思い出した

俺は泣かずにはいられなかった。


「あの頃に戻りてーよ…」


俺は、写真を胸に抱きそのまま寝てしまった。