嘘つきなキミ(続編)

ーあいー


はやとは、じっとこあの顔を眺めていた。


「はやと?」

はやと「いい笑顔だな。」

「うん。そうだね。」

はやと「俺の最初で最期のお願い聞いてくれる?」

「…うん。」

はやとは、耳元で囁いた。


「え…?」

はやとは微笑んだ。
その笑顔は今にも少し触れただけで崩れてしまいそうなくらい儚かった。。。


はやと「あい。頼んだぞ。」


私は、返事の代わりに一筋の涙が頬をつたった。

はやとは何も言わず、左手を私の頭の上に乗せた。