嘘つきなキミ(続編)

ーはやとー


しばらくし、あいつらが帰ってきた。
振り向くと少しめまいがし、反応が遅れた。


あい「はやと?」

「ん?」

あい「大丈夫?」

「ぁあ。大丈夫。」

あい「無理しないでね。」


俺は、微笑んだ。
あいには、きっとお見通しなんだろうな。
おれはそんな事を考えていた。


俺たちは、チェックアウトしレンタカーへ乗り込んだ。



しばらくすると、こあは寝ていた。


「こあ、また寝ちまったな。」

あい「そうだね。今日もこあ早起きだったから。」

「そっか。。。」

あい「はやと?」

「ん?」

あい「楽しもうね!!」


あいが無理やり笑顔を作った。
今にも泣きそうな顔をして…


それでもあいは、涙一つ流さなかった。

言いたいことも、聞きたいこともあったと思う。
でもあいは、なにも言ってこなかった。