嘘つきなキミ(続編)

ーあいー


こあと部屋へ戻ると、はやとが窓際に座り外を眺めながらビールを飲んでいた。


「はやとっ?!」

はやと「ぁあ。おかえり。」


はやとの顔はほんのり赤くなっていた。


「なんで、お酒飲んでんの?」

はやと「怒んなって、一本くらい大丈夫だよ。」

「怒るに決まってるでしょ?」

はやと「ははは。大丈夫だよ。これで終わりにするから。」

「当たり前でしょ!!!!」

はやと「あい?」

「なに?」

はやと「久しぶりに飲むビールは、うめーな!」

「はあーーーー?」


はやとは、上機嫌に笑っていた。


こあ「お父さん?」

「ぉお!どうした?」

こあ「お父さんの願いってなんかある?」

「どうした?急に!」

こあ「親孝行!」

「嬉しい事言ってくれるなあー!!こあが笑顔で生きててくれればそれでいい。」

こあ「それじゃだめーーー」

「んーーー。あえてゆうなら、こあの花嫁姿見たかったなー」


はやとは窓の外みてぐっとビールを飲んだ。


はやと「なんてな!うそだよ!」


そう言ってはやとは笑っていた。


はやと「今日はもう寝ろ!明日も朝早いぞ!」

こあ「もおーーー。」


そう言いながらこあも疲れていたせいか、布団に入りすぐ寝息を立てていた。