あい「次はどこにいくのー?」

「内緒!」

あい「えー?」

「着いてからのお楽しみ。」


俺はそう言い、道案内だけした。

一時間ほどして、ようやく着いた。


あい「ねえ、ここどこ?」

「あい、ここからは目隠しな。」

あい「え?!」


俺は、あいの目を布で目隠しをした。


そして、目的地に着いた。


「着いたよ。」


そう言って目隠しを外した。


あい「すごい…」

「あい、俺が死んでもこの向日葵のような笑顔でいてな。」


そう。
俺が連れて来たのは壮大な向日葵畑。


あいは、なにも言わず静かに涙を流していた。


「泣くのは、俺の前だけな。」


そう言って俺はあいを思いっきり抱きしめた。


「あい、いつも俺らの為に頑張ってくれてありがとな。」

あい「そんな事ない…はやとが居たから頑張れたんだよ…」

「ありがとう。」


俺もあいにバレないように静かに泣いた。