嘘つきなキミ(続編)

ーはやとー


ーコンコン


「はい」


ーガラガラ


あい「どうしたの?」

「ん?なにが?」

あい「え?こあが、はやとが呼んでたって」

「あいつ…」

あい「え?なに?聞こえなかった。」

「なんでもねーよ。」

あい「えー」


こあのやつ、やりやがったな。
でも…いい機会か…


「なあ、ちょっといいか?」


あいは、分かりやすいくらいに顔を引きつらせた。


「俺、もうダメかもしれねえ」

あい「え…?」

「ごめん。たくさん、支えてくれたのにな。」

あい「まって?どうゆう事?」

「脳腫瘍」

あい「…」

「2週間くらい前から頭痛くてさあー、、、赤羽先生に調べてもらった。そしたら、もう手遅れだった。」


俺は、無理矢理笑った。


「ごめんな?」


あいは何も言わず、病室を出ていった。

俺は、ため息をつき窓から空を見上げた。