嘘つきなキミ(続編)

ーはやとー


まさか、こあに俺の気持ちを見抜かれると思わなかった。

びっくりして、冷静で居られない自分がいた。


そして、こあのとどめの一言…

ーもう、1人で頑張らなくていいんだよ。ー


俺は、涙を堪えることが出来なかった。

いつのまにか、こんなに大きくなっていた娘。
俺は、何もわかってなかった。
こあは、いつまでも子供じゃないんだな。
そう、思わずにはいられなかった。


みゆきに本当によく似ている。

勘の鋭いところ。
物事をハッキリ言うところ。
たまに見せる優しさ。
そして、
見ていないようで、よく見ているところ。


なにもかも、みゆきにそっくりだ。


俺は、こんなにも心優しい娘を持てたコトを心から嬉しく思った。


みゆき、こあを産んでくれてありがとな。。。