ーはやとー


あれから1時間近くたち俺はあいの所へ行くことにした。


ーコンコン


あれ?
返事がない。
まだ寝てんのか?


ーガチャ


俺は事務所に行った。

しかし、あいはいなかった。


そして、病棟に戻る途中で看護師に会い、そいつに聞いてみた。


「あい知ってるか?」

看護師「あいさん、さっき泣きながら走ってどこかにいきましたよ?」

「わかった。ありがとう。」


俺は、その場で点滴を外し、走り出した。


看護師「はやと先生っ?!」


看護師がビックリするのは、当たり前だ。

そんな声を無視し、走り続けた。


あいが自殺を図った時のことが一気にフラッシュバックされ、居ても立っても居られないくなった。



俺は当てもなく病院を飛び出し、こうへいのお母さんに電話をかけた。