ーゆうきー

俺は病室に戻り、ベットへ横になった。
思わず俺の口からため息が出た。

はあ...

「ゆうき...」


俺は堪えきれず涙が溢れ出した。


「ぅう...なんでだよ...なんでゆうきなんだよ...」


俺の独り言は静かな病室で虚しく響き渡った。


俺はそのまま寝むれず朝を迎えた。
何をするわけでもなく、何を考えるわけでもなくただ窓の外を見ていた。