「あ、悪い俺も」

「キャプテンも彼女っすか!?」

「違うわ!!塾だよ、塾!」

話のタイミング的にややこしいぞキャプテン…。

野々村も、同じく塾があるとかなり遠慮がちに話していた。

「水城さんと小月先輩は行きますか?」

「うん。行きたい!」

「せっかくだから行こうかな」

結局、響先輩、萊先輩、小月先輩に、滝原、彰矢、塩岡、水城さんにオレと、なかなか大人数だ。

「じゃ、一旦帰って、また17時に東駅のロータリーな」

部活を終了させて、一時解散になる。

時間もあるからと家に戻ってシャワーを浴びる。服は…。まぁ、適当で。

「ゆき…。うーん、ゆき。祭りに行くならせめて長ズボンにしよ?ね?」

「服変?」

「変な人もいるから、ゆきが怖い目に合わないようにも、ね?」

短パンにTシャツは却下された。