翌日、部室に集まったものの、この雰囲気は最悪だった。

「はぁ?大会に出られないのに練習なんてしねぇよ」

「…え、でも……」

「3年抜けて、スタメンすら揃ってないんだぜ?そんなんで練習したって時間の無駄だ。去年だって春の大会後は、冬まで定期的なミーティングくらいだったしな」

2年の先輩たちは、やる気のない態度を全開にしている。

そんな先輩たちの中で、唯一二木先輩だけは口をつぐんだままだった。